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左右対称パーツや材質置き換えに便利な手法、 シリコンゴムによる型取りとキャスト複製の工法を紹介します。 うちの作品ではガーベラテトラやBD2に部分的に取り入れてますが、 MIAにおけるキャスト化のメリットは ・塩ビとパテ等の改造部素材強度差による破損防止 ・改造パーツの複製による量産機の再現 ・キャスト化したパーツを更に加工して精度UP といった利点があります。 例えば ![]() BD2制作時の腰アーマーを例に。 塩ビとポリパテとプラ板の複合素材となってますが、 塩ビの柔らかさに対しポリパテやプラ板は固いですから動かしたりした際 ポリパテ部がポロッと外れたり欠けたりする事があります。 外れるだけなら接着すればいいですが、 完成してから欠けたら修理するのは嫌ですよね。 キャストで一体化、もしくはパーツ化しておけば 複合材より強度が上がり、修理が楽になるというメリットがあります。 また、塩ビは精度を出しにくい素材ですが キャストに置き換えれば精度を出しやすくなります。 僕の場合はMIAの可動に関する遊びやすい部分を残し キャストパーツを付けて他MSを再現する手法を使ってますが、 上記メリットから選んだ工法な訳です。 では複製過程を御覧あれ。 原型はガーベラテトラ制作時の腿パーツを使用してます。 【シリコンゴム】 ![]() シリコンゴムは数社の物を試してますが、 一番良かったのは R.C.ベルグ のシラスコン#3498が最も良かったです。 が、価格が1kg3900円とやや高めなのと大量生産の為の複製はしてない事、 店頭入手しにくいという点で現在は使ってません。 今使ってるのはボークス造形村の新スーパーEXシリコンで、 1kgで2500円と価格も手頃です。 流動性が高く逆テーパーにもけっこう強いのと 量と値段のバランスがいいのが使ってる理由です。 【油粘土】 ![]() ボークスで売ってるほいくねんどを使ってます。 特別珍しいものではないので文房具屋等でも買えそうです。 原型に張り付きにくく、今まで使ってた油粘土よりベタベタ感が低いので 当分これを使っていこうと思います。 【型取り開始】 ![]() ![]() 粘土を延べ棒等で平らにし、原型を埋め込みます。 型取り作業でこれが一番の難所なので ある程度経験とこつを掴む必要がありますが、 これさえ出来れば難所はクリア出来ます。 注意点は ・原型と粘土の隙間はしっかり埋める ・原型を粘土より凸になるようにする ・原型の面積が広い方を表にする ・原型の形状からキャストが流れやすい方向を考える 原型と粘土に隙間があるとシリコンが流れ込んでしまうので ヘラ等使ってしっかり隙間を埋めます。 原型を粘土より凸にする理由ですが、 シリコン硬化後粘土を外す際原型がシリコンから外れるのを防ぐ為です。 原型がシリコン型から外れると 型と原型の間に隙間が空き複製品の形状が変わります。 原型の面が広い方を表にすればシリコンが広い面積に付着するので 原型が粘土側に固着する可能性を低く出来る訳です。 原型の形状で変わる部分なので必ずしもこうだと言えないですが、 まずは理屈って事で。 【型枠】 ![]() シリコンを注型する為の型枠を用意します。 型枠はプラ板を使ったりメーカーから型枠キットが出てたりしますが、 お勧めはブロックです。 画像はボークスから発売された型枠用ブロック。 これで型枠を組めば何度でも使い回せるし枠サイズも自由に変えられます。 現在生産されてないようですが、レゴ等のブロックで代用出来ます。 ![]() ブロックで組んだ型枠を粘土に載せて 外側を粘土で覆いシリコンが零れないようにします。 ![]() 粘土面にダボ穴を入れます。 原型が右上に寄ってるのはキャストが流れ込む湯口を入れる為。 これで下準備は完了。 NEXT>其の1>其の2 >其の3 |